事故米(事故米穀)は、食用には使用できない。しかし、三笠フーズは、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」や「アフラトキシンB1」に汚染された、使用できないはずの事故米(事故米穀)を社長の指示に従い不正に使用しました。
事故米とは事故米穀のこと。ウルグアイ・ラウンド合意で日本が輸入を義務づけられた米で、国が買い取って保管、販売する政府米の内、カビや基準値を超える残留農薬が検出されて食用に適さないと判断された米のことです。
事故米は、食用には使えないので、用途を限定し、主に合板を作る時などに使う工業用の糊(のり)や接着剤などの材料として業者に入札で販売され、年間平均約2,000トン程度が流通している。農水省によると、事故米は、03年度〜08年度7月までに約7,400トンを販売し、三笠フーズなど計17社が購入している。事故米は、年間77万トンの米が輸入され、その内みそ、焼酎、おせんべいなどへの加工用として年間20万〜30万トンが売却されています。ほかにも飼料用や外食用、海外への援助用にも使用されています。事故米穀は、1キロ10円台で、1キロ1000円以上のブランド米と比べたら大幅に安く、加工食品の材料となる安価な米と比べても5分の1の安さなのです。
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農林水産省は2008年9月5日、三笠フーズ(本社大阪市、工場福岡県筑前町)が残留農薬が基準値を超えているため非食用とした事故米をせんべいや和菓子などに使う米粉に転用していた、と発表した。有機リン系殺虫剤「メタミドホス」や発がん性カビ毒「アフラトキシンB1」に汚染された米が、食品に使われていたのです。日本の食の安全は、いったいどうなってしまったのでしょうか。事故米は、食用と偽って焼酎製造メーカーや米菓、菓子メーカー に販売されていたといいます。
事故米転売問題の経緯は、8月22日、九州農政局福岡事務所に「三笠フーズが事故米を転売」と匿名の通報があり、27日に同事務所に「中国産などの事故米を仲介業者(具体的な社名)に転売している」と再度通報があった。9月5日、農水省が転売の事実を公表。農水省の調査に対し、冬木三男社長は「私の指示でやらせました」と認めているという。三笠フーズの社員は「動機は原価を抑え、納入量の不足を補うためと考えられる。メタミドホスが検出された米は工業用にしか使っていない」などと説明している。三笠フーズは、冬木三男社長(73才)が77年に三笠フーズを設立、国や全農などから米粉や加工米を仕入れ、米粉販売や加工などを手がけている。本社は、大阪・梅田にあり、大阪府豊中市にライスセンター、福岡県筑前町に工場がある。機内食や駅弁用の米も販売、大阪市内には天丼チェーン店などを展開している。
福岡県筑前町にある三笠フーズ工場では、前所長が不正について「社長の指示に基づいてやった」、「本社の指示があり、指示通りのことをした。業務なので従った。あくまでトップと話し合ってやった。問題はないと思っていた」と硬い表情で説明している。
前所長が就任したのは、約2年前。
すでに不正は行われていたようで、社内に反発する人は「特にいなかった」というから驚きである。
さらに当時の心境を問われると「良心の呵責(かしゃく)があったが、業務ということで」と言葉を濁した。
社長の指示なら、良心の呵責(かしゃく)があっても、業務なので従う。赤信号みんなで渡れば怖くない。おそらく、内部告発でしょうが、恐ろしい会社です。怖い日本です。
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